無停電電源装置 UPS(技術情報)

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運転方式の違い

  • 常時インバータ給電方式

    常時は商用電源と同期しながらインバータで給電、電源トラブルが発生した場合には、蓄電池からインバータを通して給電します。出力側に常に安定した理想の電力を給電する方式。

    常時インバータ給電方式(Fタイプ)システム例
  • ライン・インタラクティブ方式

    常時はインバータを停止、ノイズフィルタを通して商用電源から給電。電源トラブルなどが発生した場合には、蓄電池からインバータを通して給電します。また、オートトランスを装備し、電圧の安定を図っております。

    ライン・インタラクティブ方式(Gタイプ)システム例
  • 常時商用給電方式

    常時はインバータを呈し、ノイズフィルタを通して商用電源から給電。電源トラブルなどが発生した場合には、蓄電池からインバータを通して給電します。低騒音、しかも消費電力が少ない省エネタイプの方式。パソコンやPOS端末に最適です。

    常時商用給電方式(Gタイプ)システム例

コンピュータの電源トラブル、対応策はUPSです。

さまざまななケースで発生する電源トラブル。

インテリジェント化・ネットワーク化が一層複雑になっている今日、そこでは一瞬の電源トラブルが大きな混乱を引き起こしかねません。コンピュータに影響を与える電源トラブルは年間に2~4回ほど発生するといわれ、その原因と影響は以下の4つのケースに大別されます。

さまざまななケースで発生する電源トラブル。
  1. 落雷などによる送電線事故・0.07~0.2秒間の瞬断や瞬時電圧低下

    コンピュータの一時停止、ディスククラッシュ、オンライン上でのホストコンピュータへのアクセスが不可能になる危険があります。

  2. 大型機械や電気器具の起動電流による電圧変動・ノイズの発生・瞬間停電

    周波数変動や波形歪みを検知可能なコンピュータでは一時停止、また検知不可能なコンピュータではデータエラーや計算ミスが発生します。

  3. 過失・事故・故障・過負荷による停電

    コンピュータの全面停止(システムダウン)の可能性があります。

  4. 予告による商用電源の停止

    この場合にもコンピュータの全面停止(システムダウン)の可能性があります。

上記のような電源トラブル、およびその影響を未然に防止するには…

UPSの導入

  • EDP、FA、OA、POSなどのデータやソフト保護
  • 誤動作・事故・製品不良・計算エターなどの防止
  • 停電時におけるコンピュータの正常なシャットダウン

以上のように、UPSは各産業分野におけるコンピュータの安全をしっかりサポートします。